2016年の話です。
場所は広島のおりづるタワー。
そこで開催されてたんです、貴重な展示会が。
その名も。。
ル・コルビュジエとピエール・ジャンヌレによるインド・チャンディーガルの家具作品とホンマタカシによる写真展
反射して、よく見えないですね。すみません。
チャンディーガルはインド北部の町で、1950年代に都市開発が行われ、ル・コルビュジェとピエール・ジャンヌレが尽力しました。
展示会では、ピエール・ジャンヌレがチャンディーガルのためにデザインした家具が多数展示されており、終始興奮しっぱなしでした。
平日に行ったせいか自分以外には誰もいなかったので悠々と見ることができ、なんと写真OKとのことでしたので、撮りまくりましたよ。
その時に撮った写真を紹介します。
イスって1脚でもいいんですが、並んだ時の破壊力はすごいですよね。
んー、たまらん。
凄いですよね。
一堂にこれだけのチャンディーガルの家具が集まることはめったにないでしょう。
そして、テラスへと続く。。
テラス席にはジャン・プルーヴェのヴィンテージ作品もありました。
どうぞ自由に座ってくださいとのことで、最初は耳を疑いました。
プルーヴェのヴィンテージですよ。
まさか座れるなんて思いもしないですよね。
原爆ドームとプルーヴェ。
いいでしょ、この組み合わせ。好きです。
珍しいですよね、この色。
テラスにこれだけの家具を置くって普通では考えられないですよね。
SIGN
今回の展示会を主催しているSIGNは2005年に東京の恵比寿でオープンしてます。
もちろん手が出るような値段ではないので、買ったことはありませんが、1度行ったことはあります。
緊張したことと、ぺリアンのスツールがあったのは記憶してます。
7、8年ぐらい前のことで、まだ自分がここまでのレベルに達していなかったので、サラーっと見て終わりました。
そして、2015年に広島にオープンしてます。
お店は基本クローズのようですが、自分が行ったときはちょうど今回紹介したおりづるタワーの展示に合わせて、展示会を行われてました。
コルビュジェを代表する建築・ユニテダビダシオンで実際に使用されていた階段です。
階段ですよ、階段。
ビックリしすぎて、不謹慎にも笑ってしまいましたよ。
搬入が大変だったようで、クレーンで窓から入れたらしいです。
壁掛けのボックスもユニテダビダシオンのものとのことでした。
シャルロット・ぺリアンのスツールも良い感じですね。
取っ手にコルビュジェらしさが出てますよね。
個人的には、コルビュジェのテーブルを天板なしで展示しているのがシュールすぎて好きでした。
天板は修復か何かしているものが間に合わなかったんですよとおっしゃってましたが、天板無くても置く発想が好きです。
あと、プルーヴェのイス。
木製タイプは非常に珍しいですよね。
ここでもどうぞ座ってくださいとのことで、恐る恐る座りました。
緊張しすぎて座り心地は悪かったです。笑
この感じ、たまらない。。
おわりに
最近、SIGNはまた東京にオフィス?を構えられているようですね。
お客さんは日本だけでなく、むしろ海外からの問い合わせも多いとおっしゃってました。
商品のラインナップを見ればそれも納得ですね。
いつかここで購入できるようになりたい。。
余談
コルビュジェ繋がりということで、今さらですが「ル・コルビュジェとアイリーン 追憶のヴィラ」を見ました。
コルビュジェのアイリーン・グレイに対する嫉妬が凄かったですよ。
冒頭のオークションシーンから驚きました。
アイリーン・グレイの作品がこんなに高値で取引されているなんて。。
まだ観てない方は是非。では、今日はこのあたりで。。