とりあえず家具

家具を中心に好きなモノなどについて綴っています。

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Kaare Klint(コーア・クリント)はデンマーク家具の父です。

 

みなさん、Kaare Klint(コーア・クリント)を知ってますか?

 

最近ではハンス・J・ウェグナーやアルネ・ヤコブセンばかりが脚光を浴びてますが、彼を語らずしてデンマーク家具は語れませんからね。要チェックですよー。

 

デンマーク家具の父と呼ばれるぐらいですから。父がいなければ、子は存在しません。

 

要するに彼がいなかったらデンマーク家具もここまで発展してないということです。ちょっと言いすぎですかね。笑

 

実際、言いすぎでもなんでもなく、ほんとなんですよねー。簡単に説明します。

 

Kaare Klint(コーア・クリント)

デンマーク王立大学の建築学部の中に1924年に家具コースが新設されたときの初代責任者にコーア・クリントは任命されています。

 

1944年に家具科として独立すると、主任教授に。

 

彼の功績と言えば、やはり人間工学を早くから確立させたことと、リデザインの考えを普及させたことでしょう。

 

人間工学というとドイツのイメージが強いですが、名前は忘れてしまいましたがなんとかというドイツ人よりも、コーア・クリントの方が早く研究をすすめていたのです!

 

さすが、先見の明がありますよね。

 

門下生のBorge Mogensen(ボーエ・モーエンセン)らは強く影響を受けており、キャビネットのデザインには、そこに収納するもののサイズを測り、デザインするほどでした。

 

これはまさに、民藝でよく耳にする「用の美」と同じだと思うんですよね。

 

デザイン優先ではなく、あくまでもそのものの機能というか、使い方から生まれる形というか。

 

あと、リデザインに力を入れていたことも非常に重要だと思います。

 

Borge Mogensen(ボーエ・モーエンセン)はアメリカのシェーカーチェアをヒントにJ-39をデザインしています。

 

 

あとは、スペインに訪れた時に見た椅子をヒントにスパニッシュチェアもデザインしています。この革の使い方、贅沢ですよね。

 

 

Hans J Wegner(ハンス・J・ウェグナー)は明の椅子・クワンイをリデザインして、チャイニーズチェアやザチェア、Yチェアを生み出しています。

 

 

実際、ウェグナーはコーア・クリントの門下生ではないですが、親友のボーエ・モーエンセンからいろいろと情報を得ていたのでしょうね。

 

他にも多くの人に影響を与えており、デンマーク家具の礎を築いたと言っても過言ではないでしょう。

 

ファーボチェア

彼自身の作品として有名なのは1914年にデザインしたファーボチェアですね。

100年以上前とか考えられませんね。今見てもモダンだなー。

 

コーア・クリント万歳ですね!!

 

1933年にデザインしたサファリチェアも有名ですね。

イギリス軍が考案したコロニアルチェアをリデザインしたものです。

 

 

スウェーデンのArne Norell(アルネ・ノレル)が1960年代にデザインしたSirocco safari chair は、間違いなくこの椅子の影響を受けてますよね。

 

余談ですが、お父さんはPeder Vilhelm Jensen-Klint(P・V・イエンセン・クリント)です。代表作はGrundtvigs Kirke(グルンドヴィ教会)を建築したことで有名です。

 

その内部に置かれた椅子はKaare Klint(コーア・クリント)がデザインしたチャーチチェアです。

f:id:kaguisu:20180324181816j:plain正面。圧倒的な存在感。

 

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横から。

 

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内部。もう圧巻でした。ここでも悶絶しましたよ。

 

華美な装飾とかがなく、シンプルで本当に素敵な空間でした。途中、運よくパイプオルガンが流れてきて、もうノックアウト。やられました。。

 

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こちらがコーア・クリントデザインのチャーチチェア。並べてみると、1脚で見るとき以上にインパクトがありますよね。これ見て俄然欲しくなりました。

 

コペンハーゲンから電車で15~20分、駅から徒歩で15分ぐらいだったかと。

 

是非みなさん行ってください!!

 

個人的にはデンマークで一番好きなところです。

 

今日はこのあたりで。それではー。

 

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